大気環境測定

大気汚染は、工場などの固定発生源や自動車などの移動発生源から排出される硫黄酸化物、窒素酸化物、ばいじん、有害物質、粉じん、一酸化炭素、炭化水素などによって引き起こされます。

そのため人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として「大気汚染に係る環境基準」、「有害大気汚染物質に係る環境基準」や指針値、「ダイオキシン類に係る環境基準」、「微小粒子状物質に係る環境基準」が定められています。

環境大気調査

環境中の硫黄酸化物、窒素酸化物、一酸化炭素、光化学オキシダント、浮遊粒子状物質(SPM)等大気汚染

物質の測定を大気の風向、風速、気温、湿度といった基本的な気象データの観測とともに行います。

近年では、環境大気測定と同時に大気中のダイオキシン類を測定するケースもあります。

 

大気は環境基本法により、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持される事が望ましい基準が定

められています。

 

・調査項目

・大気汚染に係る環境基準

二酸化硫黄 一酸化炭素 浮遊粒子状物質 二酸化窒素 

光化学オキシダント

 

・有害大気汚染物質(ベンゼン等)に係わる環境基準  

ベンゼン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン ジクロロメタン

 

・ダイオキシン類(微小粒子状物質等に係る環境基準)

ダイオキシン類 微小粒子状物質(PM2.5) 炭化水素濃度の指針 

 

環境大気測定装置
環境大気測定装置
環境大気測定装置(室内)
環境大気測定装置(室内)
環境大気測定装置(外観)
環境大気測定装置(外観)
風向風速測定装置
風向風速測定装置

排ガス測定

大気汚染防止法では、工場や事業場から排出されたり、飛散する大気汚染物質について、 物質の種類ごとや施設の種類・規模ごとに排出基準等が定められています。

大気汚染物質の排出者等は、この基準を守らなければなりません。

また、大気汚染防止法だけでなく、ダイオキシン類対策特別措置法や、 各地方自治体の条例に基づく排出基準等の規制指導が行なわれています。

 

1.対象施設

廃棄物焼却炉、ボイラー等のばい煙発生施設

 

2.調査項目

ばいじん 窒素酸化物(NOx) 硫黄酸化物(SOx)塩化水素 ダイオキシン類

排ガス中のVOC(揮発性有機化合物)調査

排ガス中の重金属類調査(水銀、カドミウム、鉛等)

排ガス中の放射能測定

 

・排ガス中のVOC

光化学オキシンダントは、工場等から排出された大気中のVOCと窒素酸化物が混ざり合った状態で、太陽光(特に紫外線)照射による光化学反応を通じて生成されます。

また、浮遊粒子状物質は、工場等から排出されるばいじん、粉じんなど(一次粒子)の他に、工場等から排出されるVOC、硫黄酸化物、窒素酸化物等が原因物質となり、大気中で粒子化したもの(二次粒子)があり、6~7割が二次粒子と言われています。

 

 

 

・排ガス中の水銀測定法について【案】(水銀大気排出測定方法検討会の資料より)

<概要>

  • 測定頻度は、排ガス量や対象施設により4か月以内、6か月以内、1年以内ごとに測定を実施する。
  • 測定方法は、全水銀を対象とする。ただし、法施行後3年間の測定において粒子状水銀の割合が5%未満であることを確認できた場合には、ガス状水銀のみの結果をもって全水銀の測定結果に変えることができるが、3年以内に1回の頻度で排出状況が継続していることを確認する。
  • 排出基準の1.5倍を超過の場合は30日以内、1.5倍未満の超過の場合は60日以内に、3回以上の再測定を実施し、初回を含む4回以上の測定結果のうち最大値・最小値を除くすべての結果の平均値により評価する。

<規制対象施設

  1. 石炭火力発電所および産業用石炭燃焼ボイラー
  2. 非鉄金属製造に用いられる製錬及びばい焼の工程(一次施設)
  3. 非鉄金属製造に用いられる製錬及びばい焼の工程(二次施設)
  4. 廃棄物焼却炉
  5. セメントクリンカー製造設備

 

※排ガス中の水銀測定について対応可能ですので御相談下さい。

 

排ガス測定
排ガス測定

飛来塩分測定

海洋から飛来して付着する海塩粒子(塩分)は海岸の構造物に吹きつけ、金属に付着すると腐食を起こして錆の原因となります。

飛来塩分を測定することにより橋梁などの維持管理や防食仕様の決定に役立ちます。

 

1.測定施設等

橋梁架設予定地 海岸近くの建築物 等

 

2.測定方法

・ふき取り法

イオン交換水を含ませたガーゼで所定範囲の付着物を拭き取り採取します。

 

・ガーゼ法

10cm四方の開口部を持つフレーム2枚でガーゼを挟み、計測場所にて暴露捕捉します。

 

・土研式法

10cm四方の開口部を持つ飛来塩分補集箱(土木研究所仕様)を所定期間セットし、付着塩分をイオン交換水で洗浄回収します。

 

飛来塩分測定
飛来塩分測定