アスベスト測定

最新の関係法令に則したアスベスト測定を実施します。

当センターには「建築物石綿含有建材調査者」が在籍しております。お気軽に御相談下さい。

アスベスト測定

 アスベストとは?

アスベストは、天然の繊維状けい酸塩鉱物で、別名「石綿」とも呼ばれています。

優れた物理的・化学的性質により、これまで様々な用途で使われてきました。

 

■アスベストの性質

  1. 燃えないで高温に耐える(不燃性,耐熱性)
  2. 表面積が大きく、他の物質との密着性に優れている(親和性)
  3. 引張強さが極めて大きい(高抗張力) 
  4. 柔軟でかつ磨耗に耐える(耐磨耗性) 
  5. 熱、電気を通しにくい(絶縁性) 
  6. 薬品に侵されにくい(耐薬品性) 
  7. 腐らないで変化しにくい(耐久性)

その一方で、劣化等で飛散したアスベスト繊維を肺に吸入することにより、 数十年の潜伏期間を経て、肺がんや中皮腫を起こす確率が高く、 アスベストが含まれている建築物等の解体等で、大きな問題を引き起こしています。

アスベスト調査の流れ

 

1)建材中のアスベスト含有量調査

建築物の解体に際して、アスベストが使用有無の確認は、事前に書面等を用いて調査を行い、不明なものについては現地調査を行います。

 

それでも、不明なものに関しては、分析を実施し含有の有無を確認する必要があります。

1.設計図書調査

設計図書をチェックし、アスベストを含有している建材を抽出します。

2.目視調査

設計図書との整合性、また設計図書では判断できない箇所などを現地で確認いたします。

3.採取・分析

アスベスト含有が不明な場合、試料を採取し分析を実施します。

分析対象:クリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)、

        トレモライト(透角閃石綿)、アクチノライト(陽起石綿)、アンソフィライト(直閃石綿) 6成分。

  

2)空気中のアスベスト濃度測定

・建物内の空気管理のためのアスベスト調査

アスベストを含有している建物において、建材の劣化に伴うアスベスト粉塵の飛散の有無を確認します。

作業環境の一環として、定期的に空気中のアスベスト調査を行うことを推奨します。

・建物の改修・解体時のアスベスト調査

建物の改修・解体時に周辺へアスベストが飛散していないか確認します。

この調査は各自治体の条例等で規定されています。

工期・建物の使用状況を踏まえた測定計画が必要です。

 

*関係法令・規制

「アスベストモニタリングマニュアル(第4.0版)」環境省

「大気汚染防止法」環境省 

労働安全衛生法

これまでの主な政省令改正(労働安全衛生法令関係) 

石綿障害予防規則

大気汚染防止法

建築基準法

廃棄物の処理及び清掃に関する法律

建築物石綿含有建材調査者

 

アスベストのサンプリング
アスベストのサンプリング
X線回析装置外観
X線回析装置外観
X線回析装置内部
X線回析装置内部
顕微鏡
顕微鏡
低温灰化装置
低温灰化装置